大学という場でしか得られないもの
昨日とある漫画を読んで、凄く自分が恥ずかしくなった。
「ワイルドライフ」という動物医療の漫画で、ヤンキーだった主人公がとあるきっかけで獣医になり、持ち前の才能であらゆる動物を救っていくという話。
何話かは分からないけど、主人公が言ったセリフが凄く心に刺さった。
「男ってのはな!自分より弱い奴守れてなんぼなんだよ!」
確かにそうだと思うし、何より自分のことだけで手一杯になってる自分が情けなくなった。でも、やっぱり男である以上そうあるべきだと思うし、そうなりたい。
最近は大学の講義も真面目に受けているつもりだが、教養科目の講義の内容は将来役に立つものとは思えない。(教授の方々には申し訳ないが)
多分重要なのは、
いかに講義の内容を「わかりやすく」「簡潔に」「誰でも・いつでも理解できる」ようにまとめ上げるか、だと思う。
社会に出ると、会社員ならばプレゼンだとか、説明会だとか、はたまた取引先との商談なんてよくあるだろう。私はSE志望なので、SEならば、クライアントの希望するシステムを設計し、プロジェクトメンバーに伝えなければいけない。
「わかりやすく説明できる」というのは、必ず「自分が理解」していないと出来ないこと。「自分が理解する」だけより難易度は高い。
話がそれたけど、誰かを守るためには当然「力」が必要。
いざ有事の時に、何も出来ないじゃ話にならない。
例えば、交通事故を起こした時に、どう対処したらいいか分からない。とか、急病人が出たがどういう状態でどういう姿勢で安静にさせればいいのか分からない。とか。
弁護士や医師とかの資格取得レベルの知識が必要、というわけではないが、当事者として「どういう状況」か把握して、「適切な処置」をし、「持ちうる情報をわかりやすく」専門家に伝える、という流れが理想だと思う。
もちろんこういう知識の大半は大学でなくても得られるけど、基礎の部分である
「わかりやすく」「簡潔に」「誰でも・いつでも理解できる」
様に情報をまとめる「能力」を鍛えるには最適だと思う。